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暴力や暴言への対応!

      2015/08/14

認知症の暴力や暴言は、こうして起こります!

必ず、理由があります!

記憶力や認識力が低下しても、不安・恐怖・怒りなどの感情は、より強くなっています。通常は、不安や恐怖があっても、大脳にある理性や常識、状況を理解するなどで抑え込むことが出来ます。しかしその大脳が減少することで、抑えるものがなくなり、人間の根源的な感情が出やすくなるのです。

つまり私たちにとっては些細ことでも、認知症の患者さんは何倍にも増幅させるのです。

キッカケは、とても単純!

そのキッカケは「拒否された」「バカにされた」「ウソをつかれた」と感じることです。ご家族の方は「困らそう!と思ってやっている」といわれる方がいますが、それは違います。そこまで思考は回りません。尊厳を傷つけられたことで起こるのです。

例としては、幻想により「そこに誰かが立っている」、妄想による「○○に財布を盗まれた!」などは、本人してみれば事実なのです。それを「誰もいませんよ!」とか「自分でなくしたんでしょ!」と言われると、「私を騙そうとしている」「年寄りだと思ってバカにしている」などと感じることがあるのです。

一度芽生えた感情は消せない!

認知症は、一度芽生えた感情を訂正することも、考えることも出来ません。しかも感情を抑える機能も低下していますから、暴力や暴言で抵抗しようとするのです。

この事実を、家族全員と介護者が共有することが大切です。

病気の種類によって、症状も変わる

もっとも多いのが、レビー小体型認知症といわれています。幻覚や錯覚が多いことが、否定される機会を増やすと考えられています。そのほかアルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症でも、この症状は出ますが、若干の違いがあるようです。

>>>「アルツハイマー型認知症」はこちら
>>>「レビー小体型認知症」はこちら
>>>「前頭側頭型認知症」はこちら

 

暴力や暴言が起こったときの対処と対策

 メカニズムを理解する

まずは、なぜこのようなことが起こるのか、家族ならびに周囲の方が理解することが大切です。これが分からないと、すべての対応が理解できません。

抵抗・拒否せず、受け入れて様子をみる

おかしな理解不明のことをいっても、肯定して聞いてあげましょう。そして同調してください。それで安心するので、大きな問題に発展することはないでしょう。

もしも、暴力や暴言に発展してしまったら、一旦接する人が変わったり、テレビをつけてたり、好きな音楽を流すなどしたりして気をそらしましょう。とにかくエスカレートさせないことに努めましょう。

自尊心を大切にしてあげる

病人、認知症、などと思っていると、ついつい見下したり、介護している側がイライラしたりすることもあります。まず病気を理解することが大事なのですが「お大臣様」と接しているようするとか、敬語などで接するといい場合があります。個人差が大きいので、その人にあった方法やパターンが分かると介護しやすくなります。

体調や環境問題がないか確認する

体調が悪かったり、気分が優れなかったりすることで、イライラしたり、不満をもっていたり、不安だったりすることが、前提になっていることもあります。常に声をかけて、体調や心配事、不満なども聞きだすように習慣付けてください。この人は「私の悩みを聞いてくれる!」と感じてくれれば、信頼関係を築けます。

過去の人間関係や常識は、通用しませんので、新たに人間関係を築くつもりで接してください。

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