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帰宅願望が強いときの対応!

      2015/08/14

家にいても「帰りたい!」

「帰りたい!」「ここは家ですよ !!」といってはダメです。

通常は、デイサービスや施設に入所した場合に起きやすいのですが、自宅にいても帰宅願望が起こることがあります。放置しおくと、知らない間に外出して、徘徊や行方不明になることもありますので、しっかりとした対応が必要です。

 

なぜ、帰宅願望はおこるの?

帰宅願望の原因はさまざまです。

落ち着かない!なじめない!

デイサービスや施設の環境になじめなかったり、引越しや模様替え、部屋変えなどで、不安や落ち着かない状況になっていることが考えられます。居心地が悪くて、ここは自分のいる場所ではないと思えば、そこから逃げ出したい思いで「帰りたい願望」が起こることがあります。

現役で仕事をしていると思っている!

自分が施設の職員と思い込み「時間が来たから帰らなくては!」と感じている場合もあります。まだ自分が現役だと思い込むことはよくあります。40歳のころに戻り「子供を迎えに行かなくては?」と言うこともあります。

その他

子供のころや昔住んでいた家を、今の家だと思い込み、ここは自分の家ではない、と思っていることもあります。その他、さまざまなことが考えられますが、大きくは「居心地が悪い」「昔に戻っている」の2つが多いようです。

 

「帰りたい!」といったときの対応は?

 ◆「帰れません!」「ここは家です!」とは言わない。

暴れます!怒ります!悪化します!

本人は真剣に「家に帰りたい!」と思っているのです。それなのに「帰れません」「ここが家です」などというと、不安が募っていきます。中には不満となって爆発させる方もいます。お茶でも飲みながら一息入れるか、「お迎えが来るので少し待ってましょうね!」と落ち着かせてください。

居心地をよくしてあげる

もしも、原因が居心地の悪さだったら、それを改善しなければ、同じことを繰り返します。コミュニケーションをしっかりとって、いろいろと不安や不満を聞いてあげてください。受け入れてくれる環境や、話を聞いてくれる環境は、居心地をよく感じるはずです。

また昔の話を教えてもらったり、近所の古い出来事などを教えてもらうなどすると、頼られている感じがして、居心地がよくなります。

 話を逸らす

「帰りましょう」と言いながら、テレビをつけたり、別の話をしたりして、相手がその話にのってきたら、帰ることを忘れてしまう可能性が高いです。

一緒に散歩に出かける

「帰りましょう」といって一緒に外出して、近所を一周してから「お家に着きましたよ」というと、何事もなかったように家に入ることが多いです。散歩をすることで、ストレスが解消されたり、意識が別のものにシフトしたりするのです。

 家の中に楽しいことをおく

趣味や興味がわくものを、家の中におくことも改善になります。植木、盆栽、囲碁、手芸、何でも良いです。ここは自分の好きなものが、たくさんあると思えば、居心地もよくなります。

迷子になっても、発見できるようにする

もしも、何も言わずに勝手に帰ってしまうことがあります。実際に帰るところはないですから、そのまま徘徊になり、行方不明や事故にあることもあります。

その時に備えて、発信機や携帯電話を身につけさせておくことが大切です。突然いなくなりますから。警察から電話がかかってきて、20キロ先や30キロ先まで歩いていったこともよくあります。想定できることは、事前に準備しておいてください。

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