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認知症の2大症状と対策!

      2015/08/14

認知症の症状には、大きく分けて2つあります。中核症状と周辺症状(BPSD)です。中核症状と周辺症状は、密接に関係しています。

中核症状は、脳細胞の減少(脳の萎縮)による症状のことです。周辺症状は、性格や心理状態が影響する症状です。

この2つは密接に関係しています。認知症により物忘れが多くなったり、今まで出来ていたことが出来なくなったりします。人には性格というものがあり、それにより自分自身に怒る人やイライラする人がいます。また落ち込む人や落ち込まない人もいます。

つまり、中核的症状により、周辺の症状が引き出されるということです。

 

脳の萎縮でおこる「中核症状」

中核症状は、認知症の基本症状です。認知症の種類によって、その基本症状も変わります。

物忘れなどの「記憶障害」

認知症の代表的な症状です。ついさっきの事を忘れている、親しい友人や家族のことが分からない、などが起こります。大きく分けて、短期記憶障害と長期記憶障害の2つがあります。

記憶障害を詳しく見る「記憶障害」

状況判断ができない「見当識障害」

今の季節は? 今日は何日? 今どこにいるの? あの人は誰? このような質問に答えられなくなります。 置かれている状況や人間関係の情報が欠落していきます。

見当識障害を詳しく見る「見当識障害」

理解や判断力の障害

考えるスピードが遅くなったり、2つ以上の事が出来なくなったりします。また、ちょっとした変化で混乱したりすることもあります。さらに目に見えないものの理解が出来ないため、自動販売機や自動券売機の前でオロオロしたりします。

実行機能障害

目的をもって一連の行動をすることが出来なくなります。

例えば、スーパーマーケットでメニューを考えながら買い物をしても、帰宅したときには忘れていて、同じものが冷蔵庫に溜まっていく、などの行動がよく見られます。

失語や失認などの高次脳機能障害

「読み・書き・聞く・話す」といった、言語を理解発信するための機能に障害がでます。さらに五感である「視覚・聴覚・触覚・臭覚・味覚」機能の一部または全部に障害がでます。

感情表現の変化と低下

私たちは、自分の行った行動に対して、相手がどのように反応するかが、ある程度予測できます。これは育ってきた環境の中で学習してきたからです。

しかし認知症患者の場合、予測不能な反応をすることがあります。また表情の乏しくなる傾向にあります。

 

性格や心理状態も影響する「周辺症状」

戻れなくなる徘徊

今自分がいる場所が分からない見当識障害、帰りの道を覚えていない記憶障害、などが原因で、元の場所に戻れなくなる症状です。

現在、徘徊による行方不明者は、年間1万人を超え、発見時に過労や脱水症状などで死亡していることも少なくありません。また交通事故や転倒などでケガをして、救急車で運び込まれ、身元が分からないまま、施設で暮らしている認知症患者も数多くいます。

徘徊についての正しい対応は「徘徊への対応」に記載!

大便をいじくる弄便(ろうべん)

自分の排泄物を手で触ったり、壁や体に擦り付けたりする行為です。

弄便についての正しい対応は「弄便(ろうべん)への対応」に記載!

物を盗られた!という妄想

症状が進行すると、何を・いつ・どこへ片付けたか忘れてしまいます。それを介護士などの特定の人に「盗まれた!」を騒ぎ立てます。

「盗まれた!」というときの対応は「盗まれた!という幻想への対応」に記載!

食べない!や異食

食事を拒否したり、食べ物でないものを食べたりします。パーキンソン症状による摂食障害や誤嚥による誤嚥肺炎の可能性もあります。

食べないときの原因や対応は「食事をしないときの対応」に記載!
「異食するときの対応」はこちら!

錯乱・混乱状態になるせん妄

認知症の症状による疲れや息切れ、便秘や体調不良で精神状態に異常をきたし、錯乱や混乱状態に陥ることがあります。原因を正しく把握して適切に治療をすれば、せん妄状態以前の精神状態に戻すことが出来ます。予防には体調管理が不可欠です。

幻覚・幻聴・錯覚など

「部屋に知らない人が立っている!」「誰かが部屋をのぞいている!」「 包丁をもって窓から知らない人が入ってきた!」などの幻覚が現れます。それをいきなり否定してはいけません。違う症状がでることがあります。

幻覚などがある場合の対応は「幻覚・幻聴・錯覚への対応」に記載!

うつや抑うつ症状

認知症は「うつ症状」を引き起こすことがよくあります。しかし「うつ病」ではありません。対処を間違えると認知症が悪化することがあります。

うつ状態があるときの対応は 「うつ・抑うつ状態への対応」に記載!

介護拒否や暴力・暴言

行動を否定されたり、何かを禁止されたりすると、暴力的な行動で抵抗します。不満や不安が募っても同様の行動をとります。さま最大の抵抗として「介護拒否」があります。

そのようなときの対応は「暴力・暴言への対応」に記載!
または「介護拒否したときの対応」に記載!

尿失禁

尿意を模様してから、トイレに行く間に我慢できず、失禁してしまうのです。 また見当識障害により、トイレの場所が分からず、探しているうちに排泄してしまうのです。

このときの対応は「失禁や排泄障害への対応」に記載!

不眠や睡眠障害

元々高齢になることで、眠りが浅くなることがあります。そこに認知症による睡眠の覚醒の体内リズムが壊れることで睡眠障害になります。また昼夜逆転することもあり、介護する方のストレスにもなります。

睡眠障害があるときの対応は「不眠・睡眠障害への対応」に記載!

極度の帰宅願望

家にいながら「家に帰りたい!」という症状がでます。この理由は様々です。

そのようなときの対応は「帰宅願望が強いときの対応」に記載!

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