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盗まれた!という妄想への対応!

      2015/08/14

盗られた!という妄想とは?

認知症に多い症状で、被害者妄想のひとつです。大事なものが見当たらないと「盗まれた!」と思い込む現象です。自分が置き忘れたとか、無くしたとは絶対に思いませんから、探すこともしません。特に現金や財布を盗まれた!と思い込むことがよくあります。

このような被害者妄想は女性に多く、認知症の初期症状に多く見られます。中期以降はだんだんと少なくなります。

その対象は、言いやすい人、身近な人、に向けられます。娘や嫁、長く来ているヘルパーさんや施設の職員などが、犯人にされます。

 

 妄想が多くなる原因は?

記憶障害や思考力の低下に加え、不安や不信が根底にあることが多いです。

「もしも、自分の考えが間違っていたら?」と考えることは出来ませんから、感じたことをストレートに言ってしまうのです。言ってしまったら既成事実となり、訂正する能力も低下しているため、強く相手を攻めることになるのです。

この妄想が女性に多いのは、日頃からお金や財布に執着している傾向があるからとされ、本音では誰かが私のお金を盗ろうとしている、という意識がどこかにあるからと言われています。

 

 盗られた!妄想への対応

「盗られた!」と言い出すときは興奮していますので、「盗ってない!」「あなたが無くしたんでしょ!」などと否定すると、さらに興奮が高まり、暴れだすこともあります。このような時は、否定せずに肯定しながら、言葉や意識をそらしていくことが望ましいです。

  • 「盗られた」という言葉は使わず、「無くしたのですね!」と言葉をすり替え同情する
  • 探すしぐさをする、その間にテレビなどで気をそらさせる
  • 落ち着いたら、不安などがないか話をよく聞いてあげる

興奮を回避して安心させ、不安や不満を少なくすることが、この妄想対策のポイントです。

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