認知症解決ドットコム

認知症の家族の負担を減らすための情報サイト

若年性認知症が増えているの?

      2015/08/14

映画やドラマでも若年性アルツハイマーが取り上げられ、話題にもなっているせいもあって、最近物忘れがひどくなったのは若年性認知症かもしれないと不安になっている方が増えています。

推定で10万人ほどいると言われている若年性認知症について詳しく解説します。

若年性アルツハイマー(認知症)とは?

アルツハイマー病は脳の神経細胞の委縮・死滅が原因で起こる知的能力が低下する病気で、65歳以上の高齢者に多くみられます。

10~30代のアルツハイマー病の事例も稀にありますが、「若年性アルツハイマー」とは、40~50代の中高年層のアルツハイマー病のことです。

65歳以上の高齢者がかかるアルツハイマー病よりも若年性は進行が早く、初期症状から重症化までの期間が短いです。働き盛り世代の発症は、経済的な問題をはじめ、さまざまな問題を抱えることになるので、早期に発見することが何よりも大切です。

若年性認知症の原因

若年性も高齢者アルツハイマーも原因は同じで、脳の神経細胞の委縮が原因です。

正常な脳内では脳内分泌されているβアミロイドというたんぱく質の一種がすぐ分解されますが、アルツハイマー病の場合、分解されず脳内に蓄積します。

βアミロイドが脳内に蓄積されると、βアミロイドが主成分である老人斑(神経細胞と神経細胞の間にできるシミ)ができ、脳内の神経細胞が死滅していく状態(アポトーシス)を作り出し、アルツハイマー症状を引き起こします。

しかし、若年性アルツハイマー病は、どちらかというと遺伝性の強い脳疾患です。もし初期症状があっても、親族に若年性アルツハイマー病患者がいた場合は、遺伝による脳疾患も考えられるので、まず認知症に詳しい医師に診察してもらことをおすすめします。

若年性アルツハイマーと間違えやすい病気

若年性アルツハイマーの初期はめまい、不安感、不眠など、うつ病や脳腫瘍と同じような症状がありますが、医師の適切な処置を受けることで症状の改善が期待できます。

若年性アルツハイマー病と似た初期症状のある病気に次のような疾患が挙げられます。

うつ病 理由もなく悲観的になったり不安になり、心身不安定な状態が続く
脳腫瘍 腫瘍の場所により、おう吐や頭痛などの症状が出る。認知症と同じような初期症状に襲われることもある
脳血管性認知症 脳出血や脳梗塞などが原因で神経細胞が死に、記憶力低下や言語障害等、アルツハイマー病と似た症状が現れる
せん妄 身体は起きているのに脳だけが眠っているような状態になり、幻覚や錯覚を見る
正常圧水頭症 脳内を流れる脳脊髄液が、何らかの異常で増え過ぎてしまう脳疾患の一種で物忘れがひどくなったり、作業能率が低下する
クロイツフェルト・
ヤコブ病
大量のプリオン蛋白が脳内に溜まり、脳神経細胞の機能が阻害され脳が委縮し、アルツハイマー病と似たような症状が出る
1年以内で死亡する場合が多い

 

 - 認知症の種類 , , ,