認知症解決ドットコム

認知症の家族の負担を減らすための情報サイト

認知症の介護に関する Q&A

      2015/08/14

Q:お年寄りの食事で気をつけることはありますか?

楽しい食事を心がけてください。いくつになっても食べることは嬉しいものです。そのための工夫として、

  • 落ち着いて食事ができる雰囲気をつくる
  • 食べやすい調理や好物に心がける
  • 温冷のメリハリをつける

流動食などの場合は、素材別に食べさせることで、味に変化がつくため楽しめるとともに、脳の活性にも役立ちます。食欲の低下も防止できます。

Q: なかなか食べてくれないのですが?

 なぜ食事をするか、分からないことがあります。そのような場合、食事を出しても全く手をつけません。そのよう場合は「このお魚好きですよね」「これは今朝とれたての・・・」などと、料理の説明をしたり、好きな食べ物を思い出させたりすることが大事です。また食べ始めを介護する方が手伝うことで、食べ始めることもあります。さらに家族一緒に食事をとることでも、自然に食べることを理解することがあります。本人は分からないだけなので、いろいろと工夫してみましょう。

Q: 甘いものを欲しがるのですが?

 最近は、甘くてもカロリーのないものもありますから、そのようなものを与えてください。糖尿病でも問題ありません。カロリーの高い糖質を与えると、糖尿病や合併症などにより、様々な病気が進行することがありますから、糖質には充分気をつけてください。

Q:食べたことを忘れてしまうのですが?

食べたことを忘れているので、叱っても理解されません。「うちの嫁は食事をくれない!」といわれるのが目に見えています。このような症状が出ているときは、否定せず1日分の食事量を変えずに、1食分を減らして、回数を増やすようにしてください。「量が足りない!」というときは、コンニャクや寒天などの低カロリーなものを増やしてみてください。

Q:いつまでも食べ続けるのですが?

いつまでも食べ続ける方がいます。満腹中枢が機能低下していたり、食べ続けていることに気づかないこともあります。このようなときは、極端に食べ過ぎないような注意が必要です。カロリーの低いものを大目に盛り付ける方法があります。また意外とダラダラ食べているけれど、そんな量を食べていないこともありますので、よく観察してみてください。あとは、知らないうちに食べないように、手の届かないところに食品を置かないことも大事です。

Q:おかずをあまり食べないのですが?

量が多い、喉を通りにくい、好きではない、味が濃い、何か別のものを食べている、などの理由が考えられます。さらに料理が多いと、おかずを取ること自体忘れてしまうことがあります。原因が分かれば対策がありますから、よく見守ってあげてください。汁物、丼物など、形態を変えて出してみるのもいいかもしれません。意外と単純な理由のこともあります。

Q:食事で遊んでいることがあるのですが?

食事を手伝ってあげてください。また小皿で少しずつ出す方法もあります。

Q:何でも食べてしまうのですが?

 食べ物ではないものを食べようとすることがよくあります。中には便や危険なものまで、口にいれることがあります。身の回りに口に入るようなものを置かないで下さい。症状が重い場合は、必ず医師に相談してください。

Q: 食事を喉に詰まらせるのですが?

年齢を重ねると、物を飲み込む力が弱ってきます。通常はそれを分かっているので、ゆっくり食べたり、細かくしたりして食べます。またお茶やお吸い物などの汁物を同時にとるようにするのです。

しかし認知症の場合は、飲み込む力が弱くなっていることを自覚していないため、たくさんのため物を詰め込んだり、早く食べようとしたりするのです。事前に細かくしたり、柔らかくしたり、汁物や飲み物を近くに置いたりすることで、ある程度は改善します。そのようなことがあることを、食事の際には心がけてください。

さらに、姿勢によっても詰まりやすい体制があるので、気をつけてください。

Q:冷蔵庫をあけて食べてしまうのですが?

これもよくあることです。対策は冷蔵庫を隠すか、冷蔵庫内に食べ物をあまり置かない、あえて食べることを前提として大丈夫なものを入れておく、など方法があります。また、夜間だけついたて等で冷蔵庫を隠す方法もあります。冷蔵庫に鍵をかける方法もありますが、ストレスが大きくなるので避けた方がいいでしょう。

糖尿病や太り気味の場合は、医師に相談してください。

Q:おかずを全部食べないのですが?

 量が多いか、嫌いなものが多いかの場合は、工夫してみてください。普段から観察していれば、その原因が分かるはずです。目の前の料理しか食べない場合は、とり辛いこともあるので、お皿を入れ替えるなどしてください。私たちにとっては何気ないことも、高齢者によっては重労働なこともあります。また視野が狭くなっていることもあるので、声をかけながら、気遣うことが大切です。

Q:食事中にむせることが増えたのですが?

食事中にむせることは、ままあることですが、頻度が増えてくると危険がともないます。誤嚥(ごえん)によるものですが、頻繁に起こすようになると肺炎を引き起こすこともあります。ゆっくり食べる癖をつけるか、医師に相談するかしてください。特に体調の変化には気をつけるようにしましょう。

Q:食事を 手づかみするのですが?

 箸やスプーンが使いづらくなると、そのような行動に出ることがあります。その場合は嫌がらず、食べやすい大きさにしたり、掴みやすくしたりすることで対応してください。

 - 認知症Q&A ,