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認知症の体験談①

      2015/08/14

もしも、突然あなたの家族が「認知症」と診断されたら?

毎日1,000人近い方が、認知症または軽度認知障害と診断されています。今後4人に1人が認知症系になるといわれています。突如「認知症」と診断されたご本人や家族の体験談をご紹介します。

私自身が認知症と診断され動転しました!

(サラリーマン男性/診断時50代後半・現在60代前半)

自分では、全く自覚がありませんでした。最近物忘れが多いことを、会社の同僚から指摘されたのです。病院での診断を進められましたが、あまり気が進みませんでした。しかし業務に支障が出るとも言われ、渋々と市立病院に出かけていきました。

すると下された診断は「中等度の若年性アルツハイマー型認知症

耳を疑いました。そして大学病院の専門外来でも見てもらったのです。今度は「軽度認知障害」と診断されました。

自分では、そんなに物忘れが激しいとは思っていなかったのですが、病名を聞いてからは、何月何日、何をしたとか細かいことでも、文字で書くようにしました。
病気だということが頭の中にあって、自信がなくなる時もあります。しかし一番悪いのは、クヨクヨすることだと思い、あまり深刻に考えないようにしています。

今は「脳トレ」や脳を活性化する「サプリメント」で、脳活に励んでいます。

 

医師です!まさか私が認知症!?

(医師/診断時58歳)

医師をしています。最初に「変だな」と感じたのが、いつも書いているカルテの簡単な漢字が、出てこなくなってきたことです。さらに方向感覚もおかしくなり、車の運転もままならなくなってきたのです。自分ではワケが分からず、友人の医師に相談したところ、最新型PETを備えた医療機関を紹介してくれました。

そこで受診したところ「若年性アルツハイマー型認知症」と診断されました。
「なぜ自分が…」という思いが強くなり、イライラしたり、カッとなったりと、かなりのストレスになっていたと思います。

専門医からアリセプトとメマンチンを処方され、しっかりと服用しています。今では進行も止まっており、ストレスを溜めないように、脳の活性化にも努力しています。

認知症と自覚し「改善できる!」という信念をもって対応すれば、必ずいい方向に向かることを実感しています。
今は毎日3回、時間をかけて何も考えずに目に映るものを楽しみながら散歩をしていますが、アルツハイマーになると何もできない、もう死と同じだと思っている人に「そうではない」ということを伝えていきたいです。

認知症の母につづき、私までもが・・・

(兼業主婦/診断時52歳)

「もう限界!」毎日の母の介護は大変でした。一日中、仕事・家事・介護の繰り返しで、何一つ楽しいことはありませんでした。精神的にもおかしくなり、精神科で見てもらうことにしました。

診断は「うつ病」ということで、抗うつ薬が処方されました。半年ほど経ちましたが、何の改善もなかったため、今度は神経内科を受診しました。SPECT、MRI、心理テストなどを行った結果、「若年性アルツハイマー型認知症」と診断されたのです。それから7年、状況はかなり悪化しています。

診断直後ぐらいから、道に迷うことが度々ありました。前の四つ角を右に行ったらどこへ出るのか?左は?分からないのです。いつも通っていた道です。翌日には何で分からなかったのか、不思議なくらい分かっているのです。それから数年したころから、簡単な漢字も思い出せないことが多くなったのです。もちろん家事はできません。今ではとりで外出もできなくなり、週1回ガイドヘルパーさんと一緒に、買い物や映画などに連れて行ってもらっています。

病気だから仕方ない!と思っていますが、何か認知症を悪化させない方法はなかったのでしょうか?しかし以前はあった不安もかなりなくたってきたので、それはどうしようもないことと割り切っています。

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